タロットカード 大アルカナ【4.皇帝】を解説!
このページでは大アルカナの【4.皇帝】について、タロットカード初心者でペルソナシリーズにどっぷりハマったsouが気づいたこと考察したことを分かりやすく解説していきます!
タロットカード【4.皇帝】の絵柄を見てみよう!
険しい崖を背景に、羊があしらわれた石材で作られた玉座に杖を持った男性が座っています。
どっしり腰掛けた様子は、この玉座に座るまで努力を重ね信頼を獲得したからこそ手に入れた地位を想像させます。
表情からは威厳や油断の無さが見てとれます。
問題が起きたとしてもすぐ臨戦態勢に移せるような、機敏さを持ち合わせる実行力の強い人物のようですね。
【4.皇帝】を見てみての発見
気づいたこと | こんなことを表している💡 |
背景がオレンジっぽい? 夕暮れってわけでもなさそう… | オレンジは赤と黄色を足して混ぜた色。 赤の『情熱・意欲的』と黄色の『希望・明るさ』が合わさり、 エネルギッシュで行動的な雰囲気を表している。 |
【3.女帝】の座り心地の良さそうなイスとは ゴツゴツとした座り心地は悪そうなイス。 固くて長時間座ってられなさそうなイスだな〜 | 硬い石で作られたイスは『安定感』の象徴。 ゴツゴツとしたもの=物質的な世界観を表現している。 |
緑が多い山ではなくて岩肌が見えている所が エネルギッシュな雰囲気に感じられるな~ | 高みを目指す、高い理想が背後の岩山に表れている。 岩肌は理想に向かうまでの険しい道のり・世間の厳しさを想像させる。 |
王冠にローブ、杖を持っているってことは、 立場が上(君臨している状態?)の男性なのかな? | 現実世界での成功者、目標を達成した人を象徴している。 その中でも際立った活躍をした人や特定のポジションに ついている人であるが示されている。 |
ちょっと気難しそうな表情してるわ…😅 | 緊張感が抜けない状態。 臨戦態勢がとれるように厳格な態度をとっている。 |
羊があしらわられたイスに座っていることから、十二星座の牡羊座の気質・要素を持ったカードであることを紹介しているサイトも多かったですね。
ペルソナシリーズにおける【4.皇帝】の考察
ペルソナ5では洸星高校という主人公とは別の学校に通い、
絵画や美術について専門的に学んでいる喜多川祐介が
【4.皇帝】のアルカナの持ち主ですね。
ペルソナ3リロードでは“生徒会”という括りで
小田桐秀利が【4.皇帝】のアルカナの持ち主ということでコミュが発生していました。
どちらのキャラクターも自分なりの美学があり、
それに反する理論や行動は認めない・受け入れられない様子が
他のキャラクターたちとの明確な違いな気がします。
何を良しとするか、何を善とみなし何を悪とするか。
世の中には白黒ハッキリつけられることばかりではありません。
中間のグレーをとったり、折衷案を提示することもあります。
この【4.皇帝】のアルカナの持ち主たちは自分の理想のため、
率いては世のため人のためになることといった目線が
盛り込まれた考えを持ち合わせています。
その考えが他人からは理解されない、融通がきかない、強引だと
思われることもあるでしょう。
理想を実現するために邁進する姿は孤高の君主のようにもみえますが、
皆とより良い世界を作るために先陣を切って行動できる
リーダーシップを表しているようですね。
【4.皇帝】への初見の印象
ウェイト版では【4.皇帝】は他の小アルカナのキング・クイーンと見比べても玉座に座っている人物の中で1番高齢なのでは?というのが率直な感想です。
そのため、知識や経験が豊富で理論に基づく考えができたり、時には人の意識を引っ張りあげるような感情を動かす言葉をかけられる年長者という立ち位置を表しているのかもしれません。
ウェイト版の大アルカナのカードで見ると、【9.隠者】も外見から分かる要素ではおじいさんですが、【4.皇帝】はバリバリ現役な印象です。
そして、【9.隠者】は1人静かに物思いにふけっているような描写なのに対し、【4.皇帝】は歴史の教科書などで見かける肖像画のような“表舞台に立って先導する”役割を現在進行形で続行中といった感じがします。
他のカードと比べてみると、背景が黄色や水色、灰色といったよく使われている色ではなくオレンジというのが気になりました。
赤い衣装を着ている人は大アルカナ、小アルカナどちらにも存在しています。
その中でも【4.皇帝】は、鎧や王冠といった金属を加工したもの以外は全て“赤”を身につけていますね。
とてもエネルギッシュで情熱に燃えているような男性という印象を受けました。
【4.皇帝】の持つ意味
正位置の場合
- 計画性のある行動力
- 地位が高い
- 権力、権威がある
- リーダーシップ
- 男性性
逆位置の場合
- 強引
- 衝動的
- 頑固
- 虚勢をはっている
- 感情が抑えられない
【4.皇帝】のカードが正位置の場合は、
目標に向かって一人でも情熱を持って着実に一歩を踏み出していく力を
ストレートに表しているように感じました。
アドバイスでこのカードが出た時には
年上で役職を持った男性がヒントになる場合もあります。
【4.皇帝】のカードが逆位置の場合は、
正位置の力が制御を失ってしまいワンマンプレーをしている様子が想像できました。
物事を確実に進めていく力を表した【4.皇帝】のカード。
その先にあるのは願望実現や成功を収めた、
自信と誇りを持った自分自身ではないでしょうか?
私たちの心の中にはいつでも【4.皇帝】のような
自分のやりたいことに前進していくエネルギーを持っていることを忘れずにいたいですね。