タロットカード【5.法王】大アルカナについて
このページでは大アルカナの【5.法王】について、タロットカード初心者でペルソナシリーズにどっぷりハマったsouが気づいたこと考察したことを分かりやすく解説していきます!
タロットカード【5.法王】のカードを見てみよう!
法王、と言うよりローマ教皇のような神と人の間に立って
神の教えを伝える人といった方が分かりやすいかもしれません。
2つの鍵がテーブルの上にあり、そのテーブルの向こう側には杖を持った男性がいます。
胸に見える十字架の模様や立派な帽子など、位が高いことや神聖さが伝わってきます。
男性の背後に見える灰色の柱や明るい光がニュートラルな雰囲気と
公益性が保たれている場所を表しているようです。
【5.法王】について気づいたこと
- 右手のサインの意味は?
- 杖の形が横線が3段になっていて独特だな…
- 鍵が2つあるけど1つじゃないのはなんで?
- 女教皇のカードにも背景に柱があったけど、法王のカードは同じ灰色の柱があるな🤔
- 皇帝のカードも男性だけど、法王の方が優しい雰囲気がするな
ペルソナシリーズにおける【5.法王】の考察
ペルソナ5では主人公が東京に来てからの後見人兼保護者として
喫茶店のマスターがこのアルカナでした。
ペルソナ3リロードでは古本屋の老夫婦がこのアルカナの持ち主ですね。
どちらも年配者や経験を積み上げて一定の水準に達したキャラクターたちです。
時には主人公たちをそっと見守り、時には信頼して自分の大切なものを
任せることもできる思慮深さのあるキャラクターたちでもあります。
『若者を指導する、教え導く』といった広義的な意味での
年長者の側面が分かりやすく表現されていると思いますね。
またどちらのキャラクターもお店を経営されています。
お客さんへの奉仕の心を持ち合わせていることや、
お客さんが欲しいと思っているものを汲み取る能力など
相手のことに向き合う能力が求められますよね。
相手のことも考えながら社会的に役立つものを提供する、
そういった立場を持ち合わせているところが
このアルカナを持つキャラクターたちの特徴なのかもしれません。
【5.法王】の初見の印象
【2.女教皇】の男性版かな?と思うくらい全体の印象がとても似ているのに反対な感じがしますね。
【2.女教皇】は全体的に白黒ハッキリ&青というカラーを使っています。
それに対してウェイト版の【5.法王】はグレーの背景に赤というカラーが使われています。
【2.女教皇】は精神世界、【5.法王】は現実(物質)世界にいる人物のため場所の次元から違いますね😅
小アルカナのペンタクル5は、雪降る夜に外を見ずぼらしい格好の2人が小走りでステンドグラスの前を通り過ぎるカードです。
ステンドグラスというと協会のような神聖で救いを求める人のために存在する場所に多い気がします。
【5.法王】はこのステンドグラスがある建物の中にいる=ペンタクル5の2人はこの建物の前を通り過ぎている
と考えると、同じ現実にいるのに見えていないだけでお互いが存在していないように感じられてしまいますね。
近くにいるのに気づかない、というのは少し悲しい気がします。
【5.法王】は“父性”という解釈もできるカードです。
“母性”のような包み込む温かさや安心とはまた違った、『ルールやモラルなどで社会的に人々を守ります』といったメッセージもあるのでは?と私は考えました。
その中でもこのカードは人と人が助け合うこと、誰かに助けを求めてもいいんだよ、という助け合いやお互い様の精神などを教えてくれているのではないでしょうか?
各自治体の公共サービスや、市役所などのお住いの地区で行っている市民サービス、国が行っている様々な補助事業なども『助け合いの精神』があってこそのシステムですよね。
まとめ:これまでの考察から読み取れる【5.法王】の持つ意味
正位置の場合はこういった特徴が読み取れます!
- 社会性
- 父性
- 精神的な助け